「FRENCH BULLDOG THE REAL(フレブル ザ リアル)」のコンセプトは、”リアルは人に宿る”だ。
フレブルオーナーさんや、フレンチブルドッグにまつわる人々。
その人たちに根掘り葉掘り聞いていこうと思っているのだが、「人に聞くだけ聞いて、お前は自分のことを語らないのか」と言われたら、ぐうの音も出ない。
おそらく大半の人が「私自身のこと」なんかに興味はないと思うが、エゴでもなんでもいいからちょっとだけ語りたいと思う。
もちろん、フレンチブルドッグとの生活に絡めた上で。
母親のお腹からファイティングポーズで生まれてきた(らしい)

自分がどんな人間か…語れるほどでもないので、よく周りから言われるコトバを並べてみよう。
「母親のお腹から、ファイティングポーズで生まれてきたらしいね」
「その時”オブラート”もお腹の中に置いてきたんでしょ?」
「なんでそんなにメンタル強いの?」
…私は周りからどんな人間だと思われているのだろうか。
しかし振り返ってみれば、筋が通らないことがイヤで、物事を遠回しに言うのも言われるのも苦手かもしれない。
違うと思えば違うと言うし、伝えるときは確かにストレート(もちろん、オトナとして配慮はした上で)。
メンタルが強いのか弱いのかはさておき、気分の浮き沈みやネガティブ思考は、少ない方ではあると思う。
…当たってやがる(笑)。
表現はさておき、やはり自分のことは周りに聞いてみるのが一番なのかもしれない。
フレブルとの生活は「自分」と向き合うのに最適だ

自分はどんな人間かなんて、正直よくわからない。
でも不思議なことに、フレンチブルドッグとの生活を振り返ると「もしかするとこういう人間か?」と見えてきたりするものだ。
フレンチブルドッグは奇想天外な行動ばかり。
そのとき自分がどんな反応をし、どのように行動しているのか。
その一部始終を並べてみると「ほうほう」と思えたりする。
たとえば愛ブヒのパピー時代。
トイレトレーニングが完了するまでは、クレートどころか部屋中が排泄まみれ。
たしかに「今まではしなくてよかった掃除」をするのは、面倒だし大変。
でも今振り返れば、一度もイライラしていなかったように思う。
だって「そういうもの」だと割り切っていたから。
なんなら、早くトイレトレーニングを終わらせようというモチベーションにもなっていた。
ゴミ箱を漁られた時もそうだった。
帰宅後、ゴミ屋敷のような光景に一瞬唖然としたが、怒りはまったくなかった。
だって、フレブルたちには「ゴミ箱は漁ってはいけない」という認識はないんだもの。
ましてや食欲旺盛なフレンチブルドッグには、ゴミ箱=宝箱にすら思えるだろう。
漁れる状況にしていた自分たちが悪い。
そう思い、すぐにAmazonで「フタ付きのゴミ箱」を注文したのだった。
ついでにゴミ箱の前に、小さな柵も置いてみることにした。
それ以降ゴミ箱を漁られることもなく、16年が経とうとしている。
相手は「フレブル」だ。それを前提に筋を通すべきである

自分はどんな人間か、に話しを戻す。
先ほど「筋が通らないことはイヤ」と伝えたが、フレンチブルドッグとの生活を振り返っても、どうやらそんな人間ではありそうだ。
生まれたばかりのパピーに「トイレはそこじゃないでしょ!」と叱るのは違う。
だって、まだ何も知らないんだもの。
自分だって、教えられてないことを叱られたら”ポカーン”だ。
もしかしたら、理不尽だと言い返すかもしれない。
ゴミ箱を漁られることだってそう。
人間にとっては「ゴミ」を入れる場所だけど、彼らにとっては宝の山。
我々とゴミに対する価値観が異なる生きものに対して、叱りつけるのは違うように思う。
そして価値観が違う時点で、きっと永遠に理解しあえない。
もし言葉を話せたとしても。
相手はフレンチブルドッグである。
犬だけど犬じゃない。人っぽいけど人じゃない。
新進気鋭の生きものなのだ。
つまり、100%人間である自分とは異なる価値観と目線で叱らないと、筋が通らなくなってしまう。
だから無意識のうちに「相手はフレンチブルドッグだぞ。それを踏まえて筋を通せよ」と自分に言い聞かせていたのかもしれない。
だって、筋が通らないことはイヤだから。
これからも、フレブルを通して自分と向き合いたい
フレンチブルドッグと暮らして16年が経とうとしているが、いまだにこの考えに則って彼らと接している。
おかげさまでイライラすることもなく、介護生活も楽しくおくれているように思う。
(物理的に大変なことはたくさんあるけれど、それはカワイイ・好きで難なくカバー)。
もしフレンチブルドッグとの生活で悩んでいる方がいたら、「相手はフレンチブルドッグだぞ」と言い聞かせてみると良いのかもしれない。
彼らは思っている何倍も破天荒で、ピュアですぜ。
そんなアドバイスにならないアドバイスとして、頭の片隅にそっと置いていただければ…幸いです。
—–
【公式Instagram】フォロー&投稿でイラストになるかも!?

以下の手順で写真を投稿すると、愛犬がイラストになって投稿されるかも。
① Instagramをフォロー
②「#フレブルザリアル」をつけて投稿
この中からキラリと光る子をイラストにし、投稿させていただきます!