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フレブルオーナーは、なぜ「すぐ仲良くなる」のか。徹底的に考えてみた

編集者・ライターという立場で、約15年間フレンチブルドッグに携わってきた。

今まで直接お話しをしたフレブルオーナーは1,000人以上、ごあいさつだけなら1万人を超えるだろう。

SNSでのやり取りも含めると、自分でも驚くほどたくさんのフレブルオーナーさんと会話を重ねてきた。

なかにはプライベートで食事をしたり、遊びに行ったりする方も。

そこで感じるのが、フレブルオーナーたちは「オーナー同士で仲良くなりやすい」ということ。

これは他犬種のオーナーに比べても、圧倒的だと思う。

なぜフレブルオーナーたちは、ここまで仲良くなれるのか。個人的にたどり着いた「答え」をお届けしてみよう。

初めての会話のタネは、もちろん「フレンチブルドッグ」だが…。

初めて会ったフレブルオーナーとの会話は、もちろん「フレブルトーク」から始まる。

うちの子は何歳で、どんな病気があって、フードはこれが合っている。

いわゆる情報交換が基本。

でも気づけば話題はフレンチブルドッグを超え、趣味や仕事などプライベートなトークに華を咲かせている。

過去にWebメディア「フレブルライフ」主催で、あえて愛ブヒをお留守番させ、フレブルオーナー同士でお酒を飲むという尖り散らかしたイベントを開催したことがある。

その名も『スナックふれぶる』。

そこには自分も含めた編集メンバーも参加していたのだが、その役割はオーナー同士を繋げること。

偉そうだけれど、間に入ってファシリテーターのような役割をし、会話が盛り上がり始めたらまた別のオーナーさんの元へいく。

少しでも気軽に会話をしていただけるよう、ドキドキしながらテーブルを回っていた。

しかし、である。

気づけば勝手にフレブルオーナー同士で会話を始め、むしろ店内を圧迫させている編集メンバーは邪魔なほどであった。

途中から編集メンバーは「お酒のオーダーを取る」という店側の役割に徹し、とにかく邪魔をしないように隅っこで見守っていたのだった。

後日SNSにあげられた「スナックふれぶるに参加した感想」を拝見してみると、

「今度いっしょに遊びに行く約束をした」
「気づいたら身の上話をしていた」
「仕事の相談にのってもらった」

など、初めて会ったのに超友達になってるじゃん。というものばかりだった。

そもそも「フレンチブルドッグが好き」という時点で。

初めて会った人なのに、なぜこんなに話しが盛り上がるのか。

これは偶然ではなく、必然だと思っている。

なぜなら我々は「フレンチブルドッグを本気でカワイイ」と思っている人の集まり。

いわゆるカワイイ犬種といえば、トイプードルやチワワがスタンダード。

一方フレンチブルドッグは「ブサカワ」なんていわれるように、鼻はつぶれているし、口は大きいし、万人にカワイイと言われる見た目とは程遠い。

だが私たちフレブルオーナーは、フレンチブルドッグのことを心底カワイイと思っている。

「ブサカワ? え、どこが? めちゃカワじゃん」といった具合に。

つまり一般的にカワイイとは思われにくい子たちを、本気でカワイイと思っている人たちの集まり。

言い換えるなら「よくそんな服着るわね」と言われる洋服を好んで買う人たち。

それがフレブルオーナーなのだ。

これは「感性」に値するもので、フレブルをカワイイと思っている人たちは、自ずと好きなブランドや車種、趣味なんかが似てくるのも納得できる。

さらに「自分の手で育てること」が好きな人たち

見た目だけでなく、フレンチブルドッグの特性もまた「フレブルオーナー同士が仲良くなりやすい理由」を語る上で欠かせない。

フレンチブルドッグといえば、動物病院を訪れる犬種・圧倒的No.1という悲しい称号を得ている。

事実、お肌も弱いし足腰も弱いし、ウィークポイントだらけの犬種だ。

だからこそ日々の情報収集とケアが欠かせないわけだが…

そのぶん愛情を注げば注ぐほど、彼らは「健康」というシグナルで答えてくれる。

そしてこの「一連」に喜びとやりがいを感じるのもまた、フレブルオーナーの特徴のように思う。

仕事っぽく表現するならば、情報をインプットしてPDCAをまわす。

その成果が出たときに、最も仕事のやりがいを感じる人たち。

加えて、そこで得た情報はチームメンバーや部下に共有し、一丸となって成長していきたい。

あくまでも予想だが、フレブルオーナーはきっと、そういう人が多いように思う。

そしてそんな人たちは、「愛する家族のため」となったらめちゃくちゃに強い。

仕事なんて比にならないほど、ガチンコで愛情を注ぐ人たち。

まとめると…フレブルオーナーは、

・「愛情」という名の手をかけて、
・それによって長生きしてもらい、
・そこで得た情報を他のフレブルオーナーにも共有したい

そんな愛情深くて責任感にあふれた人々の集まり。

だから良いと思ったものはSNSで紹介するし、誰かが困っていたらすぐにアドバイスをしてあげる。

この連鎖もまた、横のつながりを深める理由になっているだろう。

フレブルオーナーは、オトナになってできた友だち。

人間は年を重ねるほど、友だちができにくくなる。

昔みたいに時間もないし、いまさら自分のことを語るのも小っ恥ずかしい。

かといって、たった一人で「趣味のオフ会」に参加する勇気もなかなか出ない。

でも私たちには、フレンチブルドッグという共通の宝がある。

思い切ってイベントなどに参加し、まずはフレブルトークから。

会話を進めていけば、自然とフレンチブルドッグそっちのけで(笑)、プライベートな話しに華を咲かせているはずだ。

すると次に会う約束をし、その時はゆっくり会話をして、さらに絆が深まっていく。

こうしてオトナになっても友だちを作ってくれるのが、フレンチブルドッグという存在なのだ。

すごいよフレンチブルドッグ。
底知れないよフレンチブルドッグ。

無償の愛と癒しを与えてくれるだけでなく、オトナになって、最高の友だちまで作ってくれるのだから。

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chika

フレンチブルドッグ歴16年。 1万頭以上のフレブルに出会ってきたのが自慢。 Instagram:@chica.y

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