愛犬と暮らす人々に課せられた、年に一度の義務「狂犬病予防接種」。
義務だからこそ、狂犬病がどんな病気で、発症するとどうなってしまうのか。じっくり考える機会は少ないように思う。
今日は改めて、狂犬病にかかった場合の症状や致死率、ウイルス発生の原因などをご紹介したいと思う。「日本一わかりやすいアニメ(動画)」を添えてー。
「狂犬病」はどんな病気なのか。
狂犬病は、すべての哺乳類に感染するウイルス性の病気。
一度発症すると治療法はなく、致死率はほぼ100%。
まさに「世界で最も危険な感染症のひとつ」といわれている。
狂犬病ウイルスの感染経路
狂犬病のウイルスは、主に感染した動物に咬まれることで唾液から体内に侵入。
神経を伝って脳に達すると「高熱・幻覚・麻痺・錯乱」といった症状を引き起こす。
テイコウペンギンのYouTubeが、とてもわかりやすい。
ここまでは、知識としてご存知の方は多いかもしれない。
ただし狂犬病になると、具体的にどのような症状が出るのかー。
そもそも、どのようにして狂犬病(ウイルス)が発生するのかー。
これを知っている方は少ないのではないだろうか。
そこでぜひご覧いただきたいのが、『テイコウペンギン』というYouTubeのショートアニメだ。
同アニメに「狂犬病になるとどうなるのか」をテーマにした動画があり、とてもわかりやすく、勉強になる。
小学生でも理解ができ、なおかつ重いテーマが苦手な方でも、安心してご覧いただけるはず。
まずは、ぜひ動画をご覧いただきたい。
▼狂犬病になるとどうなるのか?致死率100%の恐怖【アニメ】
日本では70年以上、狂犬病が発症していない。
狂犬病がいかに恐ろしいものか、今まで以上にご理解いただけたのではないだろうか。
じつは日本国内では、70年以上狂犬病が発生していない。
1957年を最後に自然感染は一切確認されておらず、世界でも非常にまれな「狂犬病清浄国」として、日本は国際的にも高く評価されている。
なぜ日本では狂犬病が起こっていないのか。
日本が「狂犬病ゼロ」を70年以上も維持できている最大の理由は、国をあげた徹底的な予防対策にあるという。
・1950年に「狂犬病予防法」を制定
・犬の登録・年1回の予防接種の義務化
・野犬の捕獲と管理の強化
・動物輸入時の厳しい検疫制度
さらに、日本が島国であることも、海外からの侵入リスクを相対的に低く保つ要因となっている。
予防接種義務は、なぜ今も必要なのか。

「もう日本では出ていないんだから、打たなくてもいいのでは?」と感じる方もいるかもしれない。
そうではなく「打っているから出ていない」のだ。
この予防体制が崩れれば、いつか海外からのウイルス侵入などにより、国内感染が再発するリスクは十分にある。
【日本の予防接種ルール】
・対象:生後91日以上の犬
・内容:年1回の狂犬病予防注射
・届け出:市区町村での犬の登録と注射済票の交付が必要
これを怠った場合、罰金などの法的な罰則を受ける可能性もある。
※ただし、獣医師の診断により狂犬病予防接種を受けないことを認められる場合もある
今も、世界では多くの命が失われている。
日本ではその怖さを忘れがちな狂犬病だが、アジアやアフリカなどでは、今も年間5万人以上が命を落としている現実がある。
日本の安全は「偶然」ではなく、みんなで守ってきた成果の証。
今一度その怖さを知り、狂犬病予防接種の時期には「なぜ必要なのか」を思い出し、知らない人には伝えていく。
その積み重ねが、愛犬だけでなく自分自身を守ることにも繋がると信じている。
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