2026年7月28日、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生しました。
犠牲となられた皆さまに心より哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さまへ深くお悔やみ申し上げます。
また、被災されたすべての皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
今回の震災を受け、一個人として感じたことを残しておきたいと思います。
「自分に何ができるのか」初めてしっかり考えた

災害大国日本では、たくさんの自然災害が発生します。
わたし自身は被災した経験がなく、家族や近しい人が同じような状況になったこともありません。
今思えばその”未体験”に甘え「ためになる情報を届けられない=自分にできることはない」と、他人任せになっていたように思います。
しかし、昨年11月に「フレブルザリアル」をスタートし、”リアルを追求する”と決めたことで考え方が少しずつ変わっていきました。
加えて今回の震災においては、大切な仲間が被害にあったことも大きかったと思います。
熊本県天草市に工場をもつクラフトビールのブランド「AMAKUSA SONAR BEER」。
SONAR BEERさんとは過去に、肉球の香りがするビール「Paw Pad Ale」や、「チンスリコーラ」を作るときにご一緒しました。
今年の7月18日-19日に行われたフェス「ピラミッドガーデン」で久々に再会し、また一緒に何か作りましょう、次は熊本で会いましょうと約束したばかりだったのです。

オーナーさんは底抜けに明るく、人も犬も大好きで、とにかく愛情深い方。
初めてお会いした時から直感で「この方とは、何かしら一生のお付き合いがあるのだろう」と思っていました。
そんな約束をしたさなか、熊本県での地震。
天草市も大きな被害を受けていたことを目にしました。
大切な仲間が大変な目にあっている。このままでいいのだろうか。
でも、自分に何ができるのだろうか。
仲間だけに手を差し伸べるって、無責任ではないだろうか。
いろんな考えが頭の中をぐるぐると駆け巡りました。
「救える人」を救う、それでいい。

自分なりにたくさん考えて出た答えは、
「身近な存在を助けることから始めればいい」ということ。
今回それは、私にとってのSONAR BEERであり、フレンチブルドッグとオーナーさんたち。
たくさんの人、全ての犬たちを救うことは、きっと現実的に難しい。
けれどもし「手の届く距離の人たち」が少しでも救われたら、そこから輪が広がっていくはずだと信じることにしました。
もし1頭のフレンチブルドッグの命が助かったなら、そのご家族や周りの方が次のフレンチブルドッグを助けてくれるかもしれない。
この連鎖は、誰かが一歩を踏み出さなければ始まらないと考えるようにしたのです。
LINEの公式オープンチャットを開設

今回の災害について自分なりにいろいろ調べてみると、
“虚偽の情報やデマもある”など、どうしてもネガティブな意見が気になってしまいました。
またペットに関する情報はメディアにほとんど出ない、犬・猫たちの物資は後回しになる。
そんな現実もあります。
そこでまずは、正確な情報を得ることが最優先だと考えました。
急遽LINEで、フレブルザリアルの公式オープンチャットを開設。
対象をフレンチブルドッグに絞り、正確な情報を得た上で、情報交換ができればと思ったのです。
幸いにも、現時点では被災者からのSOSはありません。
けれど、たった一日で150名以上の方が参加してくださり、皆さんが「自分ができることを待とう」と待機してくださっています。
自由に投稿ができて、スレッドも立てられるオープンチャット。
けれど「7月は災害に関する情報だけにしてください」とインスタグラムに一言記しただけなのに、全員がそれを守ってくださっている。
これって、奇跡に近いことだと思うのです。
こんなに心強い仲間がいるのだから、きっと大丈夫。
フレブルオーナーたちの無言の熱意がひしひしと伝わり、とてつもない勇気を与えてくれました。
※公式オープンチャットについては、改めてルールを決めた上で、8月から自由に投稿していただくスタイルにします。
病気の相談やフードの相談、しつけなどなど。皆さんで”リアルな”情報交換をしていただければと思います。
「プロに任せること」と、動き出すタイミングを間違えないこと。

今回「自分に何ができるのか」をたくさん考え、調べた上で個人的に出た答え。
それは”プロに任せるべきことは、プロに任せる”ということ。
すぐに動き出したくなってしまう気持ちは痛いほどわかります(私もそうでした)。
しかしながら人命救助が最優先の今、わたしたちにできることはありません。
さらに二次災害の危険性や渋滞の発生、貴重なガソリンを使ってしまう可能性があることを踏まえると「待つこと」も大切なのだと学びました。
慌てずにプロに任せること、そして正確な情報を追っていくこと。
被災経験がある方や専門家によれば、被災というものは長期にわたることを視野に入れた方がいいとのことでした。
まだ混乱している現場が少し落ち着いた頃、「何が足りなくて、何に困っているのか」がわかってくるはずです。
ただしここでも「ペット用品で不足しているもの」に関する情報は、しばらく回ってこないことが予想されます。
そこで役立ててほしいのが、オープンチャットです。
ドッグフードやペットシーツ、トイレットペーパーなど。
具体的に何が不足しているのか、どんなものがあれば便利なのか。
どうかわたしたちに、情報をください。
いただいた情報を踏まえ、今できる最善策を全力で考えたいと思います。
それまでわたしたちは、「待つ」ことをします。
「何ができるか」考えることは、必ず自分にも役立つ

今回みなさんが「自分に何ができるのか」、一生懸命考えたことは、もしも自分や愛犬に何かあったときや予防策に必ず役立ちます。
たとえば水やドッグフードが不足しやすいことがわかったら、予めストックを用意しておく。
室内の落下を未然に防ぐために、高いところに重いものを置かない。
停電時の買い物に備え、手元に現金を用意しておくなど。
そして、何かあったら同じ仲間であるフレブルオーナーがいるという心強さ。
”自分ごと”として捉えることで、初めて見えてくることがたくさんある……
恥ずかしながら、今回初めて学びました。
半径1mの仲間のためだけでもいい、まずは動いてみる。
そこから復興の輪が広がっていくと、信じています。