フレブルオーナーがリアルなフレンチブルドッグとの暮らしについて発信する、これがFRENCH BULLDOG THE REAL(フレブル ザ リアル)のポリシー。
そんなメディアに記事を書かせていただく者として、まずは私、ヨコタアイコのフレブル履歴を自己紹介に変えさせていただければと思います。
フレブル歴は11年。先代犬の旅立ち

筆者は大阪在住のライターで、子供時代から数えれば愛犬歴は長いものの、フレブル歴は11年くらい。
現在は2代目のクリーム、楽太郎と暮らしていますが、私にとって初めてのフレブルは先代の大福です。
大福は眉毛の位置に黒い模様があるとぼけた味わいのパイドの男の子で、15kgという立派な体躯を誇りました。
しかし一昨年、心臓にできた腫瘍が原因で9歳で虹の橋を渡り、今は私が毎日を真っ当に生きているかを空から監視する仕事をしています。
常日頃より楽天的な私はてっきりレジェンド年齢まで生きてくれるだろうと勝手に思っていたけれど、別れは思っていた以上に早くやってきて、その時は涙に暮れました。
そしておよそ1年後に、大福とは血縁関係にあるフレブル、楽太郎を迎えたのです。
新たにスタートした、フレブルとの暮らし。

1年の空白ののち、再び始まったフレンチブルドッグとの暮らし。
そこで感じたのは、すでに私にとってフレブルが日常の中にいることが当たり前になっていたという事実でした。
振り返ればこの約10年、思い出せる思い出のすべてに大福がいたのです。
スマホのカメラロールは大福ばかりで、旅でもお出かけでもイベントでも、そこには常に大福という名のフレンチブルドッグがおりました。
犬という生き物は1度迎えると、彼らの寿命が尽きるまで毎日一緒に過ごす存在です。
愛され可愛がられ、一緒に楽しむことが仕事である彼らは勝手に家をあけることなんてないから、9年という決して長くはない年月ではあったけれど、毎日顔を合わせ、どこへ行くにも一緒に出向き、めちゃくちゃ濃密な時間を過ごしていたのだなと思います。
そして今、隣には大福からバトンを受け取った楽太郎がいて、彼もまた未来へと続いていく毎日を、これから作っていく思い出のど真ん中を、何より私の人生の特等席に鎮座し、まだ1歳と4ヶ月のくせに誰よりも大きな態度で「これからもボクの毎日を幸福で満たすのであるぞ」と言わんばかりにふんぞり返っておられます。
フレブルはジェットコースターのようだ

別れもあれば出会いもあり、心配したり天真爛漫さに笑ったり、度が過ぎた悪戯に怒ったりと、フレブルとの暮らしは喜怒哀楽の連続です。
それはまるでジェットコースターに乗り込んだかのように、ドキドキや時にスリルを、最高の興奮と楽しさを、私たちにもたらしてくれる存在。それが私にとってのフレンチブルドッグです。
そういえばフレブルって、どこかジェットコースターに似ているようにも思います。
傾斜を登っていく時のドキドキ感はさながら迎えるまでの高揚感に似ているし、スピードに乗った瞬間に体を包む重力を忘れるような浮遊感、スリルと楽しさは、そのままフレブルが持つ魅力に近い。
そして終盤、プラットホームに帰り着いた時の一抹の寂しさも。
一度降りてもまた何度も乗りたいと思ってしまうのは、私がすっかりフレンチブルドッグという存在に魅了されているからにほかなりません。
フレブルに出会った、ラッキーな者同士で

病気のリスクが高く、先天的な疾患も少なくない。正直、手もお金もかかる犬種です。
それでもやっぱり私がフレンチブルドッグと人生を一緒に歩きたいと思うのは、一度フレブルと過ごす楽しさを味わってしまったから。
もう彼らなしの暮らしは想像もできないほどに。
フレブルとのリアルな暮らしは、楽しく幸せなことばかりではないかもしれないけれど、悲しみや辛さというマイナスな部分も余さず記事にし、この世界でフレブルと出会ってしまったラッキーな者同士でシェアできれば素敵だなと思っています。