フレンチブルドッグは、どうしてあんなに食べるのが”へたっぴ”なのでしょう。
同じ鼻ぺちゃ犬でも、パグやボストンテリはこぼさず食べている印象です。
しかも我が家のフレブルたちは、とびきり食べ方がお下品(笑)。
フードボウル選びにも試行錯誤しましたが…今まで使って本当によかったものは、この2つ!
フレブルのフードボウル選びは、けっこう大変。

先代犬も含めると、3頭のフレンチブルドッグと暮らしてきた我が家。
みんな男の子だからか、とにかく食べ方がきちゃない。
勢いがすごいので、鼻でフードを押し出すようにフードボウルからポロポロとこぼれてしまいます。
床に落ちたフードも舐めるように食べ、食後はいつも床がベチャベチャ。
食べにくいフレブルたちもかわいそうだし、毎回拭き掃除をするオーナーもかわいそう(笑)。
どうにかならないものかと、いろんなフードボウルを試した結果、良かったのがこの2つ。
“食べ下手族”のフレブルたち、必見でございます。
①ル・クルーゼ「ハイスタンド・ペットボール(ディープ)」

今も愛用しているのが、ル・クルーゼ「ハイスタンド・ペットボール(ディープ)」。
鼻ぺちゃ仕様でフードボウルの「奥側」に高さがあるため、とにかくこぼれにくい。
最近はそのような鼻ぺちゃ仕様のフードボウルも増えていますが、特にこぼれにくい形状のような気がします。
(他の鼻ぺちゃ仕様も試したけれど、ものすごくこぼれた…笑)
決め手はフードボウル自体に「高さ」があること

そしてこれを使い続けている一番の決め手は、フードボウル自体に「高さ」があることです。
フレンチブルドッグは、高さのないフードボウルで「前かがみ」になって食べてしまうと、デメリットがたくさん。
簡単に説明すると…
フレンチブルドッグは気道が狭いため、平置きの食器で頭をさげる姿勢だと、ノドや気道が圧迫され、呼吸と飲み込みが両立しにくいのです。
さらに体格がガッシリしていて首も太いため、低い位置でかがむと胸部や気管が圧迫されてしまいます。
するとスムーズに飲み込めず、逆流したり吐き戻しを起こしてしまうのです。

ゆえに、台(ミニテーブル)を使うか、高さのあるフードボウルを選ぶのがベター。
ル・クルーゼ「ハイスタンド・ペットボール(ディープ)」は高さがあるので、台を用意しなくてもOK!
台を洗う手間が省けるので、めんどくさがりな私にはピッタリなのです(笑)。
そしてこのフードボウルに変えてから5年以上経ちますが、一度も吐き戻しを起こしたことがありません!
デザインが良い。キッチンにそのまま置けちゃう

もうひとつの決め手は、デザインが素敵なこと。
さすがル・クルーゼ、そのままキッチンに置いておいてもインテリアの邪魔をしない。
我が家は愛犬のイメージカラーに合わせて色を選んでいるので、愛着の湧き方も倍増です!
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②アルファベータスのフードボウル&テーブル」

ふたつ目は、ALPHABETAS®(アルファベータス)のフードボウル。
これは控えめにいって、神。
ル・クルーゼ「ハイスタンド・ペットボール(ディープ)」は、我が家の3頭のうち1頭はポロポロこぼすのですが…
アルファベータスのフードボウルは、見事に1粒もこぼさない!
なぜかというと、内側に「段差」がついているから。

しかもただの段差ではなく、フレンチブルドッグがこぼさないために作られた段差なのです。
作り手はフレブルオーナーさんで、試行錯誤を重ねて緻密に設計されたそう。
フードボウルの外側にいくほど「口」が広がっていて、その大きさはちょうどフレブルの頭が入るくらい。
しかも「口」部分の段差は、絶妙に内側を向いているのです。
それら全ての要素が合わさり、フレンチブルドッグが絶対にこぼさない設計を実現。
初めて使った時は、本当に驚きました!
テーブルには、愛犬のイニシャルが入る!
このフードボウルと合わせて使いたいのが、同じく緻密に設計されたフードテーブル。
高さが出て吐き戻しを予防できるだけでなく、少し斜めになっているためフレブルたちが食べやすい。
しかもこのフードテーブル、愛犬のイニシャルを入れてくれるのです!
もう一気に愛着が湧いちゃう。
“食べ方下手族”のフレブルたちには、本当にオススメです。
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たかがフードボウル、されどフードボウル

フレンチブルドッグと16年間暮らして思うのが、フードボウルは馬鹿にできないということ。
無知だった頃はデザインを優先しすぎて、食べながらフードボウルが動いたり、足腰に悪いことをさせてしまったなぁと反省しています。
フレンチブルドッグは「吐き戻しが当たり前」なんて思っていた時期もあったけど、これも台を高くすれば、ほぼ解決。
「良いフードボウル」に出会ってからは、愛犬の足腰にもお腹にも優しい食事タイムをおくれています。
たかがフードボウル、されどフードボウル。
お食事で気になることがあったら、フードボウルを変えてみるのも一つの手かも!
